
親が死ぬまでにしたい55のこと
「親孝行 したいときには 親はなし」
多くの人からお話を聞く中で、「何かをして失敗するよりも、しなかったことを後悔したくない」という声を沢山いただきますが、そのしなかったことの筆頭にあるものが親孝行ではないでしょうか?
僕自身もその一人になるとことでした。 というのも、結婚式で両親に国内旅行をプレゼントしただけで「親に恩返しした」と勝手に満足していました。
が、親孝行プランナーと出会ったある日、僕がいかに自分のことしか考えずに生きていたのかを痛感させられました。
このTHE BUCKET LISTのWebサイトでは、「死ぬまでにしたいことをリストにして、人生でやりたいことを一緒に叶えましょう!」という活動をしていますが、僕のバケットリストには自分が死ぬまでにしたいことしか書いてありませんでした。
なので今回は、親孝行に対する僕の価値観を変えてくれた親孝行プランナーとの出会いと、その方から紹介してもらった「親が死ぬまでにしたい55のこと(親孝行実行委員会 編)」という本についてご紹介させていただきます。
親孝行プランナーとの出会い
どんなご縁なのかわかりませんが、ある日、親孝行プランナーと出会いました。
彼から言われたのは「アナタはあと何回親と会うことができますか?」という質問。
現在、父が58歳で母が56歳。 それぞれ80歳と82歳まで生きると仮定したらあと22年。
お盆とお正月で年に5日間会うとしたら、5日 x 22年で110日
24時間ずっと一緒にいる訳じゃないから、1日12時間(0.5日)換算で110日 x 0.5=55日。
「えッ? たったの55日?」
人生で初めて、親が死ぬまでにしたいことを考えた
僕は今年で28歳になりますが、自分がもう28年生きた先には親がいない(かもしれない)と思うと、急に現実味が増してきました。
そして、親と過ごした幼少時代や、親に支えてもらいながら頑張り続けた柔道時代など、親との数々の想い出が心の中で蘇ってきました。
「昔に親とやって楽しかったことをもう一度したい」「家族の思い出が詰まった場所にもう一度行きたい」「自分が行って良かった海外の世界を親にも見せたい」
親孝行プランナーからの助言を頼りに、人生で初めて親が死ぬまでにしたいことを考えました。
- 両親に夢インタビューをする
- 両親に「死ぬまでにしたいこと」を聞いてみる
- 両親の趣味を聞いてみる
- 一緒に東京ディズニー・リゾートに行って、1日中遊ぶ
- ハワイにあるアウラニ・ディズニー・リゾートに一緒に滞在する
- 柴犬を飼ってあげる
- 家族写真を撮る
- 両親と海外旅行をする
- 両親が経営する整体を有名にする
- 治療してくれた後に「ありがとう」を言う
「これを見たら親はどう思うんだろう?」と内心ヒヤヒヤでしたが、親に見せたところ
ぜーんぶが心に染みて嬉しかったです。折角考えてくれたのでお待ちしておりまーす^ ^
というメッセージをくれて、なんだか僕まで嬉しくなりました^ ^
親が死ぬまでにしたい55のこと
僕には親孝行プランナーという存在がいました。
ただ、普通の人がいきなり「親孝行しよう!」と言われても何から始めればいいのか、なかなか見当が付かないですよね?
そんな方の心強い味方が「親が死ぬまでにしたい55のこと」という親孝行実行委員会が出している本です。
「55のこと」というとスゴく多そうなイメージですが、”親に電話してあげる” とか “メールの操作を教えてあげる” など、一緒に住んでいなくともスグに出来ることも沢山あります。
“親にありがとうと伝える” とか “親の夢を聞く” といった、友人・知人間では普通にしていることでも親子関係では変なプライドが邪魔してできていなことがあることにも気付かされます。
55あるストーリーの中で僕が一番印象に残っているのは、一番最初にある “親の肩をもんであげる” こと。
ある男性が亡くなった父の遺品を整理している最中に、鉛筆で書かれた「かたたたきけん」が見つかったのですが、当時はそのプレゼントをもらった父がとても喜んでくれていたと母から聞かされたそうです。
「かたたたきけん」ではないですが、このストーリーを読んで僕も小さい頃に鉛筆で書いた「表彰状」を送ったことがあることを思い出しました。 「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう」といった内容でしたが、高校生か大学生になったある日、たまたま父の仕事机を覗いた時にその「表彰状」が大事に保管されているのを見つけたんです。 その時は「まだ保管してあったんだ」くらいにしか感じなかったですが、この本を読んで、父がなぜ鉛筆で書かれた「表彰状」を大事に取っておいてくれたのかがわかりました。
過去の親との思い出を懐かしむも良し、親が死ぬまでにしたいことを見つけるのも良し。
アナタも「親が死ぬまでにしたい55のこと」を読んで、親孝行について考えてみませんか?