
バハマ諸島はどこにある?歴史から博物館まで徹底解説!
「バハマ諸島」と聞いて何をイメージするでしょうか?
バハマ諸島はカリブ海に浮かぶ群島で、日本にはあまりなじみのない国です。
そこで、ここではそんなバハマ諸島の場所や歴史についてご紹介します。
目次
⒈バハマ諸島ってどこにあるの?
バハマ国(通称:バハマ)は、日本にはあまりなじみのないカリブ海に浮かぶ島々で、西インド諸島のバハマ諸島を領有する国家です。
島国なので、北西にはアメリカ合衆国のフロリダ半島、南西には2018年にアメリカとの国交を回復したキューバ、南東にはハイチがあります。
約700の島々と2400の岩礁からなるほぼサンゴ礁の群島で、そのうち30の島々に人が住んでいます。
イギリス連邦の加盟国で立憲君主制国家であり、母国語は英語です。
プロビデンス島には首都であるナッソーがあります。
- 正式国名:バハマ国 「The Commonwealth of the Bahamas」
- 首都:ナッソー「ニュー・プロビデンス島」「Nassau New Providence」
- 母国語:英語
- 人口:約39万1200人「2016年時点」
- 広さ:1万3878km2「全島の合計」
⒉バハマ諸島の治安は?
カリブ諸国は少し治安の悪いイメージがあるかもしれませんが、バハマ諸島は比較的安全であると言えます。
しかしこれはバハマ諸島に限りませんが、日本と同じような感覚でいると何かしらの被害にあってしまうかもしれません。
2018年時点では大きな犯罪は目立ちませんが置き引きなどには十分注意して、貴重品などは肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
⒊バハマ諸島の歴史
1492年:コロンブスがやってきた
もともとバハマ諸島には先住民のアラワク族が定住していました。
その土地に1492年10月12日にイタリア人の冒険家であるクリストファー・コロンブスがバハマを発見し到達します。
新大陸を発見したコロンブスは、この島をサン・サルバドル島と名付けました。
こうしてコロンブスが開拓したことにより、スペインからバハマまで多くのヨーロッパ人がやってきて、島にいた先住民であるインディオは強制労働を強いられヨーロッパ人が持ち込んだ疫病で16世紀に絶滅してしまいます。
そうしてインディオの代わりにアフリカから黒人を奴隷としてバハマ諸島に連れてきたのです。
現在のバハマの人口のほとんどはアフリカ系の黒人の末裔と言われています。
1647年:植民地となる
この時期にイギリスがバハマ諸島の植民地化を開始しました。
1718年:「黒髭」海賊団が来航
カリブ海と言えば海賊のイメージが強いですが、実はバハマ諸島の首都であるナッソーには「黒髭」と称されたエドワード・ティーチ(Edward Teach)が拠点を置いた場所であり、イギリスの総督ウッズ・ロジャーズ(Woodes Rogers)と戦った場所でもあります。
1776年:イギリス王党派が流れ込む
アメリカ独立戦争から逃げるためにイギリス王党派が多くの黒人奴隷を引き連れて流れ込みました。
1782~1783年:スペイン領となる
この時期にスペインに占領されてスペイン領となりました。
1783年:正式にイギリス領となる
ヴェルサイユ条約において正式にイギリス領と認められました。
こうして領有権を取り戻したイギリスは奴隷を解放する。
1973年:独立を果たす
1964年に自治権を獲得したバハマ諸島は、1973年7月10日についに独立を果たします。
国名を “Commonwealth of The Bahamas” として英連邦王国の一国として独立しました。
このように、現在は観光地として栄えているバハマ諸島も実は暗い過去があったんです。
⒋バハマ諸島の歴史が学べる博物館
パイレーツオブナッソーミュージアム
「黒髭」ティーチが来航したと先述しましたが、実はそれ以外にもバハマ諸島には18世紀後半には約3000人の海賊が住んでいました。
パイレーツオブナッソーミュージアムでは、そんな海賊たちをリアルに再現した蝋人形や、生活、実際の海賊船の展示まで楽しむことができます。
そんな博物館はまさにパイレーツオブカリビアンの世界観そのもの。
仕掛けや簡単なゲームもあるのでお子様はもちろん、大人でもついつい童心に返ってはしゃいでしまうこと間違いなしです。
海賊グッズも多数ありますので、ぜひお土産も見てみてください。
ヘリテージミュージアムオブバハマ
こちらは少しこじんまりとした博物館です。
バハマの文化や黒人たちの生活などを学ぶことができます。
オーディオガイドもあり、目が不自由な方でも安心して楽しむことができるのも嬉しいポイントです。
「また行きたい!」というリピーターも出るほど人気があります。
⒌バハマの主な島々
バハマ諸島は約700の島々がありますが、その中でも人気のある島をいくつかご紹介します。
ニュー・プロビデンス島
ニュー・プロビデンス島はバハマの首都ナッソーがある島です。
ホテルやショッピングモール、空港もあるのでバハマ観光する際は絶対に一度は訪れます。
その中でも特におすすめなのが「アトランティス」
超大型のカジノリゾートで、カジノはもちろんプライベートビーチ、水族館、プールやウォータースライダーなど様々なアクティビティも楽しめます。
エグズーマ諸島
バハマ諸島のほぼ真ん中に位置するエグズーマ諸島は小さな無人島です。
美しい海はもちろんなのですが、この島の最大の特徴が野生の豚がのんびり過ごしているということ。
海でプカプカと泳ぐその珍しい姿はとても可愛くて癒されます。
ビッグ・メジャー・ケイでは、野生の豚と触れ合うことができますので、ぜひ一度訪れてみてください。
エルーセラ島
ピンクサンドビーチはご存知ですか?
その名の通り、美しいピンク色の砂浜のことなのですが、実はそんな砂浜がこのエルーセラ島にあるんです。
なぜピンク色なのかというと、細かく粉々に砕けた赤色のコンク貝と赤珊瑚礁の2つが砂に混ざっているためピンク色の砂浜ができているから。
この2つが一緒に生息しなくては実現できなかった、思わず息を飲んでしまうほど美しい、まさに奇跡とも言えるピンク色です。
そんなロマンチックな場所で結婚式も挙げられますので、結婚式をどこで挙げようか迷っているカップルの方はぜひ候補地の1つにしてみてはいかがですか?
まとめ
いかがでしたか?
バハマ諸島には様々な過去を乗り越えた先に、今の美しい観光施設があります。
そのことを理解してから行くと、また違った視点でバハマ観光を楽しめるかもしれません。