
海外旅行がもっと面白くなる本
皆さんは海外旅行に行く前にどんな準備をしてますか?
飛行機や宿泊先を予約する
旅行中のプランを立てる
薬や日用品を買っておく
変圧器や電圧プラグを準備する
最近だと、海外で使える携帯電話やWi-Fiを契約する といった所でしょうか?
短い期間で効率的に現地を回るためにも、ガイド本を買ってどこに行くのかを考えるってすごく大切ですし、旅行前にガイド本を読みながら「ここに行こう」「これを食べよう」「このツアーに参加しよう」って色々考えるのも(旅行前ですが)旅行の楽しみの一つですよね!
僕はどうなの?というと、僕は旅行前に本を読みます。(もしくは本を持って旅行に行きます。)
何で本を読むのかというと、本を読んで少しだけ知識を入れておくだけで、旅行がいつもよりもっと面白くなるからです。
また、本で知識を入れておくことで、「本に書かれていたことは本当かな?この目で確かめてみよう!」みたいな感じで、隠れミッキーを探すような楽しさも味わえます。笑
そんな旅行がいつもより楽しくなる本を、今回は三冊紹介させていただきます。
どれも読み物としても面白い本ばかりですが、旅行前・旅行中に読んでみると、旅行がグッと面白くなると思います!
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!
海外旅行に行った時に「何で?」と思ったことのある人は多いと思います。
僕もたくさんの「なぜ?」と出会ってきました。
なぜウサギを食べるのか?
なぜ駅に改札がないのか?
運転手がタクシーのメーターを使うのを嫌がるのはなぜ?
大きな紙幣で支払いをしようとすると嫌がられるのはなぜ
バリカンを使わずに済むヘアスタイルなのになぜバリカンを使われたのか?
などなど。
海外に行くと、日本にはないものに遭遇して「これは何?」とか「なぜ?」と感じることも多いのではないでしょうか?もしくは「日本ではこうだからオカシイ」という感じで、反射的に反応してしまっている人もいるかも知れません。
そんな「なぜ?」を自分のアタマで考えさせてくれるのが本書です。
海外旅行中のレストランで紅茶を頼んだ時、リプトンのティーバックが出されたらどうしますか?
- 店の人は手を抜いていると判断し、減額交渉をする
- そーいうこともあるよねと、特に何も考えずに飲む
- ティーバックという形で紅茶が出された理由を考える
恐らく殆どの人が「2」を選んでいると思いますが、たまーに「何で?」って考えてみると、それを考えるだけで旅行がもっと面白くなると思います!
ちなみに、ちきりんさんが考える先ほどの「なぜ?」に対する考え方ですが、ティーバックは茶葉よりも高級で、またティーバック形式で売られているものは欧米からの船来モノのお茶なので、中進国以下の国ではこういったことがよく起こるそうです。海外から来たゲストに対して欧米から輸入したティーバックで紅茶をサーブする、これが彼らにとってのおもてなしなのだろうということですね。
紅茶の例に加えて、旅先で飲むコカ・コーラ、国の勢いを映す国際空港、やる気のない観光大国、異国で働く人々、自国通貨を欲しがらない人達など、海外での「なぜ?」について考える沢山のエピソードが紹介されています。
本書を読むと、これまでの「なぜ?」が解消されたり、ここで紹介される「なぜ?」を体験するために海外に行きたくなるかも知れないですね!
海外で恥をかかない世界の新常識
日本人に人気の旅行先ソウル。少し古いデータですが、エクスペディアによると「2014年、日本人に人気だった海外旅行先ランキング」でハワイやバンコクを抑えて1位にランクインしたみたいです。
私も行ったことがありますが、食べ物が辛すぎたせいなのか胃ではなく食道が荒れてしまって、その後数日間食べ物を受け付けなくなったのを覚えています。笑
そんなソウルですが、北朝鮮とは停戦中だということを知っている人は多いと思います。では、北朝鮮からの攻撃に備えた街づくりがされていることはご存知ですか?
本書によると、ソウル地下鉄のホーム壁沿いのロッカーに防毒マスクが並んでいたり、ソウルを流れる漢江に架かる大きな橋には爆弾が仕掛けられていたり、有事には滑走路として使うために高速道路の一部に中央分離帯のない道路があったりと、普通に旅行していては知ることのできない内容が書かれています。
それと、オーロラで有名なフィンランド。僕もオーロラを見にフィンランドのサーリセルカ(Saariselka)に行ってきました。
オーロラも綺麗でしたが、ヒートテックとダウンジャケットを用しても敵わない寒さと、トナカイのソリも印象的でした。笑
そんなフィンランドですが、教育制度が発展していることも有名ですね。じゃあ何で国を挙げて教育に力を注いでいるのか?その答えが本書にあります。
地図を見ると分かりますが、フィンランドはロシアとスウェーデンという二つの大国に挟まれていて、そこには長い支配という歴史があったそうです。二つの大国に挟まれていて、国が存続できるかどうかという危機感が常にあった状況で、フィンランドは「国の礎は教育である」という道を選んだそうです。
本書の著者は、分かり易い解説で定評のある池上彰さん。旅行に行く時にその国の歴史や現状を知っておくと、いつもとは違う視点で海外旅行の面白さを発見できるかも知れないですね!
※ソウルとフィンランド(ヘルシンキ)の他にも、本書では以下44の都市が紹介されていますので、該当都市に行かれる際には是非読んで見てください。
(ソウル、台北、北京、バリ島、香港、ホーチミン、シンガポール、バンコク、ティンプー、カトマンズ、ニューデリー、ドバイ、テヘラン、ベイルート、カイロ、モスクワ、ニコシア、サンクトペテルブルク、イスタンブール、ヘルシンキ、アテネ、ブダペスト、ドブロブニク、ウィーン、プラハ、ベルリン、ローマ、バチカン、コペンハーゲン、ミュンヘン、チューリッヒ、アムステルダム、ブリュッセル、パリ、ロンドン、マラケシュ、レイキャビク、サンパウロ、ニューヨーク、ハバナ、ラスベガス、サンフランシスコ、バンクーバー、ホノルル)
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