
ハワイで1番人気!アロハシャツブランド「レイン・スプナー」とは?
ハワイと言えばアロハシャツ。
そんなアロハシャツにも実はたくさんのブランドがあるんです。
今回は数あるアロハシャツの中でも特に人気なレイン・スプーナーに関して紹介していきます!
画像出典:http://aloha-shirts.com/?pid=104532537
目次
1 レイン・スプーナーとは?
出典:http://thestyle.site/uncategorized/alohashirt-coordinate-brand/
やや渋めの色合いと上品な仕立てが特徴な裏地アロハ。
この裏地アロハで有名な老舗ブランドが、1956年に創業したレイン・スプーナーです。
レイン・スプーナーは、カリフォルニアで、メンズ・アパレル専門店を経営していたReyn McCullough氏がハワイに移住し、裁縫師のRuth Spooner氏と共にスタートした「スプーナーズ・ワイキキ・スタンド」がルーツになります。
たった1台のミシンでアロハウェアをつぎつぎと作り出し、すぐに大人気に。
創業3年後の1959年にはアラモアナセンターに出店するほどの速度で進化していきました。
そして1962年には2人の名前を合わせたレイン・スプーナーとしてブランドをリスタート。太平洋のブルックス・ブラザーズと呼ばれるまでになりました。
現在はReyn氏の息子、Tim McCullough氏のもとブランドが展開されています。
トラディショナルなスタイルは継承しつつも、より細身でスタイリッシュなトレンド感あるデザインなども幅広く展開。
様々な世代に広く愛されているブランドに成長しています。
レイン・スプーナーのシャツには大きく分けて、クラシックとスタンダードの2つのデザインがあります。
1つめはクラシック。クラシックはゆったりとしたフィット感で、日本のアパレルよりもサイズが少し大きめ。
そのため日本でシャツを買う時より1サイズ小さめのシャツをチョイスするのがおすすめです。
2つめはスタンダード。スタンダードはハワイのビジネスマンに人気があるデザインです。
ハワイではこのスタンダードデザインのシャツの裾をズボンに入れている方もよく見かけます。
このスタンダードは細身タイプで、シャツの丈がやや短めのスッキリしたシルエット。
日本のシャツのサイズ感とほぼ一緒なので、サイズはあまり悩まなくても大丈夫です。
2 レイン・スプーナーの生地の特徴
出典:https://hawaii.jp/archives/7792
レイン・スプーナーの生地は、「スプーナークロス」と言われており、実は商標登録もされているほど。
レイン・スプーナーの特徴である裏地アロハのデザインに使われるリバースプリント(裏地使い)。
このリバースプリント向けに独自で開発した生地であるスプーナークロスは、綿とポリエステル混紡の生地なんです。
このスプーナークロスはとても丈夫で長持ち。さらにシワになりにくいため、お手入れがとっても簡単な生地です。
通常のスプーナークロスは綿60%ポリエステル40%のことが多いのですが、年代の古いものでは50%ずつの混紡もあります。
ジーンズと同じように何回も洗濯をすることで、しなやかに身体に馴染んできます。
そのため新品より古着の方がしっとりとした着心地になることが多いです。
3 レイン・スプーナーの年代をタグで見分けよう
古着屋さんなどでも見かけるレイン・スプーナー。
パッと見るとどれも大きくデザインに差はないように見えるかもしれません。
ですがこだわる方にとっては、作られた年代がとっても大切。
ヴィンテージ物は、それだけ価値が上がります。
レイン・スプーナーの年代の見分け方をご紹介していきます。
3-1 70年代初期「前期乳首ありタグ」
出典:http://sunnysideup.blog.jp/archives/51952006.html
レインスプーナーのアロハシャツは60年代からスタートしたと言われています。
初期の頃に使われていたタグは白地に枠が黒のステッチ。
左側の丸枠の女性の乳首が表記されているのが特徴です。
3-2 70後期~80年代前期「後期乳首ありタグ」
出典:http://vintagematome.com/post-639-639
白地に枠が白のステッチで縫われ、左の丸枠の女性に乳首があるタグは、70年代後半から80年代前期まで。
古着屋さんで最もポピュラーなのは全く同じデザインでも乳首が無い次の年代のタグなのですが、わずかな期間このようなタグも存在していました。
そのためレイン・スプーナーの中でも比較的レアなタグと言えます。
3-3 80年代「乳首無しタグ」
出典:https://ameblo.jp/illminate/entry-11901826702.html
この年代からは白地に枠が白のステッチで縫われ、左の丸枠の女性の乳首が無くなります。
80年代でもタグのデザインが少し変化します。
80年代初期中期は丸枠が黄色い(通称「金タグ」)タグ
中期後期頃になると丸枠が茶色くいタグ(通称「茶タグ」)
茶タグからそれ以降のタグには「®(レジスター)マーク」がつく
となってきます。
そのためこの画像は80年代後期のタグと判断することができます。
3-4 80~90年代初期「ダイアモンドヘッドタグ」
出典:http://vintagematome.com/post-639-639
ハワイを象徴するダイアモンドヘッドをイメージしたダイアモンドヘッドタグ。
この年代はタグの変化が大きくなく、基本的にはこのタイアモンドヘッドタグがメインです。
3-5 90年代~「水着タグ」「その他タグ」
出典:http://vintagematome.com/post-639-639
女性が水着を着たカラフルな90年代のタグ。
今までなかなか服を着てくれなかった女性ですが、この年代でようやく着てくれました。
この年代も古着屋さんではよく見かけます。
3-6 現行タグ
現行のタグには非常に様々な種類があります。
現在はMADE IN KOREAなど、他国生産が増えてしまいました。
そしてこの年代のタグにはついに女性の姿が無くなっています。
まとめ
今回はアロハシャツブランドの1つであるレイン・スプーナーに関してご紹介しました。
着れば着るほど味がでるレイン・スプーナー。
ハワイで見かけた際はぜひ袖を通してみてくださいね!