
夏の定番、ハワイのヴィンテージアロハシャツ!年代別特徴を大公開!
これからの季節に大活躍間違いなしのアロハシャツは、気軽にハワイの南国気分を味わえるのでサマーファッションとしても人気の一つです。
ハワイや比較的気温の高い時期に見かける機会が多いアロハシャツですが、19世紀終盤から20世紀初頭、日本からハワイに渡った日系人が持っていた着物をパカラ風(ヨーロッパの船員が着ていた開襟シャツ)に仕立てたことが、アロハシャツの起源と言われています。
長い時を経ても、今も尚人々に愛され続けているアロハシャツ。
そんな今回は、アロハシャツ最盛期である1950年代〜70年代の貴重なヴィンテージアロハシャツについて説明して行きます。
画像出典:http://www.crymson-online.com/?pid=108488805
目次
1 年代別ヴィンテージアロハシャツの特徴
出典:http://www.clutchmagjapan.com/journal/1496458244
それぞれの年代ごとにその特徴は異なり、古くて状態が良いほどその価値が上がります。
ヴィンテージとつくものによく言われる、デットストック(長期間保管されていた商品)と呼ばれるものは価値が上がります。
その理由として、着用していないのでタグがしっかりと確認できることや、新品未使用なので衣類の状態が良いことが例としてあげられます。
1-1 50年代モノのアロハシャツの特徴
①タグ
出典:http://www.marvins-jp.com/hawaian/hs-127/hs-127.html
50年代のアロハシャツには、首元についているブランドタグの縫製が、タグ全体の四方を囲うように縫われているという特徴があります。(三角状のタグも見られます)
出典:http://vintagematome.com/post-5331-5331
また、50年代のアロハシャツによく見られる傾向として、ブランドタグを縫い付ける際に襟元からステッチが入っており、タグの横と下部分を通って縫われています。
②襟
出典:http://panagorias.panagorias.com/?eid=1174676
50年代のアロハシャツの襟は、「袋とじ」(縫っている際に見える生地に裏側を持ってきて、縫い終わったのちに生地の表裏を返すので、表から縫い目が見えない)という技法で縫れている。
また、襟の形は少し短くとんがっている「スクエア状」です。
出典:http://next-51.com/mikunigaoka/
他に50年代の特徴的な襟の形として、ロングポイントと言われるものもあります。
③ボタン
出典:http://www.marvins-jp.com/hawaian/hawaiian5.htm
出典:http://panagorias.panagorias.com/?eid=1173908
ボタンは、貝や竹・ヤシの木・ヤシの実(ココナッツ)製を用いたものがあります。
【1950年代モノのアロハシャツ特徴まとめ】
「タグ」・・・1950年代のアロハシャツには、首元についているブランドタグの縫製が、タグ全体の四方を囲うように縫われているという特徴があります。(三角状のタグも見られます)
また、1950年代のアロハシャツによく見られる傾向として、ブランドタグを縫い付ける際に襟元からステッチが入っており、タグの横と下部分を通って縫われています。
「襟」・・・1950年代のアロハシャツの襟は、「袋とじ」(縫っている際に見える生地に裏側を持ってきて、縫い終わったのちに生地の表裏を返すので、表から縫い目が見えない)という技法で縫われている。
また、襟の形は少し短くとんがっている「スクエア状」で、他に50年代の特徴的な襟の形として、ロングポイントと言われるものもあります。
「ボタン」・・・ボタンは、貝や竹・ヤシの木・ヤシの実(ココナッツ)製を用いたものなどがあります。
1-2 60年代モノのアロハシャツの特徴
①タグ
出典:http://zoetrope.shop-pro.jp/?pid=58652029
60年代のアロハシャツの襟の形は三角状(織りネーム)で、刺繍のタグが多くみられます。
②襟
出典:http://kawagutufurugichuuko.com/vintage-cotton-aloha
60年代の襟の形の特徴は、「袋とじ」で首回りが空いているので締め付けがなく、楽に着ることができる「オープンカラー」になり、襟は短めになります。
また、襟先にトップボタン留め輪っか(ループボタン)がついているという特徴もあります。
③胸ポケット
出典:http://cider104.blog14.fc2.com/blog-entry-1563.html
出典:http://kawagutufurugichuuko.com/vintage-cotton-aloha
60年代の胸ポケットの特徴は、表に見えるようにしてポッケトをつけるのではなく、内側に袋がつくように縫われています。
【1960年代モノのアロハシャツ特徴まとめ】
「タグ」・・・1960年代のアロハシャツの襟の形は三角状(織りネーム)で、刺繍のタグが多くみられます。
「襟」・・・1960年代の襟の形の特徴は、「袋とじ」で首回りが空いているので締め付けがなく、楽に着ることができる「オープンカラー」になります。
また、短めの襟が特徴で、襟先にトップボタン留め輪っか(ループボタン)がついています。
「ポケット」・・・ 1960年代の胸ポケットの特徴は、表に見えるようにしてポッケトをつけるのではなく、内側に袋がつくように縫われています。
1-3 70年代モノのアロハシャツの特徴
①タグ
出典:https://jamtrading.jp/fs/jamtrading/wab3245
70年代のタグは、50年代60年代に比べ、刺繍タグではなくプリントタグも見られるようになります。
出典:http://panagorias.panagorias.com/?eid=1173908
70年代〜80年代の特徴としてよくあげられるのが、この横長タグです。
また、タグの上部分だけ縫われるものも出てきます。
②襟
出典:http://kawagutufurugichuuko.com/vintage-cotton-aloha
この外側に反り返ったような特徴的な襟が70年代のアロハシャツのポイント。
50年代や60年代に見られた「袋とじ」技法も、70年代には襟の生地の表面を隅から同一間隔で縫う方法に変わっています。
③胸ポケット
出典:https://jamtrading.jp/fs/jamtrading/wae8108
出典:http://kawagutufurugichuuko.com/vintage-cotton-alohaa
ポケットは60年代のポケットの特徴である、表に見えるようにしてポッケトをつけるのではなく、内側に袋がつくように縫われているものとは異なり、70年代では、ポケットをボディである生地にプラスして張り付け、表からもポケットの形が見えるようになっています。
【1970年代モノのアロハシャツ特徴まとめ】
「タグ」・・・1970年代のタグは、1950年代や1960年代に比べ刺繍タグではなくプリントタグも見られるようになります。
70年代〜80年代の特徴としてよくあげられるのが、この横長タグです。
また、タグの上部分だけ縫われるものも。
「襟」・・・この外側に反り返ったような特徴的な襟が1970年代のアロハシャツのポイント。
また、1950年代や1960年代に見られた「袋とじ」技法も、1970年代には襟の生地の表面を隅から同一間隔で縫う方法に変わっています。
「ポケット」・・・ポケットは、1960年代のポケットの特徴である、表に見えるようにしてポッケトをつけるのではなく、内側に袋がつくように縫われているものとは異なります。
1970年代では、ポケットをボディである生地にプラスして張り付け、表からもポケットの形が見えるようになっています。
2 ヴィンテージのアロハシャツを使ったコーディネート
出典:http://wear.jp/kabu0806/10785413/
http://i7.wimg.jp/coordinate/j1l5rb/20140623153455406/20140623153455406_500.jpg
コーディネートにサラッと取り入れたいアロハウェア。
一枚で着るだけでも存在感はありますが、無地のインナーの上からアロハシャツを羽織っておしゃれに着こなすのもいいですよね。
デニムやラフなパンツスタイルのメインアイテムとして一役買ってくれるので、いつものファッションにプラスしてみてください。
まとめ
出典:http://www.clutchmagjapan.com/journal/1496458244
今回は、長い時を経ても今尚人々に愛され続けている、アロハシャツの最盛期である1950年代〜70年代の貴重なヴィンテージアロハシャツの特徴について説明しました。
アロハシャツを着ている方はよく見かけますが、ヴィンテージのアロハシャツの特徴を理解して、おしゃれを楽しんでみるのもいいですよね。
興味を持ち始めたかたは、こだわりの一着を見つけて手に入れてみてくだい!