
ハワイでアートを楽しむならここ!ホノルル美術館の魅力を徹底解説
ハワイ旅行のプランと言えば、ビーチで美しい海を存分に楽しみ、アメリカンでボリュミーな食事を堪能!
また、観光地であるダイヤモンドヘッドを見たり、日本未上陸のハワイでしか手に入らないハワイらしいデザインのアイテムを買うというのが定番ではないでしょうか?
もちろん、ハワイを満喫するために、透き通るような美しい海や広い空は外せない場所です。
ハワイの独特な空気と穏やかでゆっくりとした時間の流れの中で、普段あまり行くことがない美術館に行って、アートで優雅な休日を過ごしたことはありますか?
ハワイに旅行で来て、ホノルル美術館で世界的に有名な画家の絵を眺めることができるなんて、とっても贅沢ですよね。
今回は、ハワイでお勧めの美術館「Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)」の魅力を紹介します。
画像出典:http://4travel.jp/overseas/area/north_america/hawaii/honolulu/kankospot/10007527/
1 Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)とは
出典:http://hpr2.org/post/honolulu-museum-art-director-steps-down
Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)は、1927年4月8日に開館したワイキキからバスで20分ほど行ったところにある美術館です。
米国博物館協会の認定を受け、国立及び州立史跡として登録されており、1922年にハワイ領から美術館としての認可を得て開館しました。
この美術館は、美術コレクターのチャールズ・クック夫人が設立したもので、その始まりは夫人が所有するおよそ4500点のコレクションを公開したことから始まりました。
現在Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)のコレクション数は、役50.000点を上回り、そのコレクションの質の高さと種類の豊富さが国際的にも評価されています。
(以下、ホノルル美術館創設者であるアナ・ライス・クックの言葉)
ハワイという土地は、芸術の中心地からは遠く離れています。
しかし、その人種は多国籍、多民族に亘る為、それぞれの民族で受け継いだ文化遺産や、芸術に対する理想などをお互いに共有することができます。
ハワイ原住民、アメリカ人、中国人、日本人、韓国人、フィリピン人、北欧人そしてその他の全てのここに住む人々は芸術という、どの民族にも共通のものを通じてお互いが交流をする事により、先祖達により生まれ育てられた、この島ならではの新しい文化というものに気づくでしょう。
この言葉は、彼女が芸術の世界をハワイの子供達と共に分かち合わなければならないというものであり、かねてからの夢を実現した彼女が、美術館開館の日に読み上げたスピーチです。
アナ・ライス・クックの想い通り、今もなおハワイの地元の方達に愛されている美術館です。
美術館の所蔵品は、西洋美術とアジア美術とにほぼ二分され、アジア美術品やアメリカ、ヨーロッパの絵画や装飾品、織物、アフリカ、オセアニアなどの伝統的な作品、ハワイの美術品など、その種類は多岐にわたります。
ホノルル美術館では、その他にも企画展を定期的に行っており、現代アートや日本美術の企画展も行われていたことがあります。
官庁街の入口、緑豊かなサウス・ベレタニア通りに建つ白壁の異国情緒溢れる建物がホノルル美術館です。
敷地内はそれほど広くはないものの、ホノルル美術館が世界で最も多く所蔵する歌川広重の作品や、日本人が好きな印象派、ヨーロッパ諸国と交流があった時代から今日までのハワイの様子を描いたハワイ美術など、質の高い美術作品がワイキキの喧騒を離れ、静かな空間でゆっくりとアートを鑑賞できるとあって人気のスポットとなっております。
また、建物は州の歴史的建造物に指定されています。
1-1 ホノルル美術館で観れる世界的に有名な画家
出典:http://blog.livedoor.jp/zwiebeln/archives/35943258.html
ホノルル美術館にある約50,000点ものアート作品。
特筆すべきコレクションとして、ホノルル美術館が世界で最も多く所蔵する歌川広重の作品、葛飾北斎の浮世絵、印象派の代名詞的存在クロード・モネやフィンセント・ファン・ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、キュビズムの創始者パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラックなど、西洋と東洋の世界的に高い評価を受ける美術作品を見ることができます。
この素晴らしいコレクションは、ハワイに行った際には絶対に見たいものばかりなので、美術作品に興味のある方は是非足を運んでみてください。
【日本美術】
出典:http://ek86.seesaa.net/article/147332027.html
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2893
多くの印象派の画家達が影響を受けたと言われている浮世絵。
ホノルル美術館には、歌川広重や葛飾北斎の浮世絵作品も数多く展示されています。
【西洋美術】
出典:http://tabilover.jcb.jp/hawaii/staff/shop_info/other/post-420.html
西洋美術には、時代により様々なものがあり、古代の原始美術やメソポタミア美術、ローマ美術、人間的・写実的な表現を特徴としたゴシック美術、光と影のコントラストなど、鑑賞者に強烈なインパクトを与えるような表現が特徴的な近代のバロック美術などがあります。
日常的なありふれたことに注目した写実主義、19世紀中頃から後半にかけては日常にスポットを当てながら光の変化に注目し、当時のパリで活動していた画家たちが、フランスの保守的な美術界からの激しい批判にさらされながらも、独立した展覧会を連続して開催することで、突出した存在になった印象派などもあります。
「フィンセント・ファン・ゴッホ “麦畑”」
出典:http://travel.naprout.net/honolulumuseumofart/
-印象派-
ホノルル美術館で人気が高いのが、後期印象派運動の中心人物で、西洋美術史において最も有名で影響力のある芸術家の1人である「フィンセント・ファン・ゴッホ」の麦畑。
内に秘めた熱い情熱がそのままキャンバスに込められているところ、大胆な色使いと、表現主義的な激しいブラシストロークで描くゴッホの作品は、前衛芸術家たちに大きな影響を与えました。
また、日本の浮世絵にも影響を受けており、ゴッホの絵画には浮世絵や日本画が取り入れられていることもあります。
「クロード・モネ “睡蓮”」
出典:http://theory-of-art.blog.jp/archives/21571615.html
ゴッホの作品以外にも、「クロード・モネ」 の作品がホノルル美術館には所蔵されています。
印象派を代表するフランスの画家「クロード・モネ」。
人の価値が学歴や仕事に評価されやすく、生きるのに必死で窮屈な現代を生きているといる人が多い世の中ですが、クロード・モネの作品は自然の中で輝く外光の美しさに強く惹かれます。
作品はどれも、自分の本当に描きたい物を描くことに力を注ぎ続け、夢のように美しく豊かな色彩で描かれたのどかな風景画がどれも眩しくてしょうがないです。
「パブロ・ピカソ “Fan, Pipe, and Glass”」
出典:https://twitter.com/Akina_art
-キュビズム-
モネなどの印象派が隆盛し、のちにゴッホやゴーギャンなどの後期印象派が登場する19世紀、その後にピカソがアヴィニョンの娘たちによってキュビズム革命を行い、キュビズムは誕生からわずか数年で、それまで西洋美術の中で当たり前とされてきた遠近法などのルールを根底からひっくり返しました。
キュビズムは感情を抑止したような絵画様式で、固定した一つの視点で描くのではなく別々の角度から見たイメージを一つの絵の中に合成していくというものです。
ホノルル美術館にはキュビズムをスタートさせた、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックの作品があります。
日本人に人気のある画家達の作品の他にも、心奪われる多くの作品が展示されているので是非足を運んで見てください。
1-2 ホノルル美術館に併設しているカフェ
出典:http://www.hawaii-arukikata.com/tokushu/museum_dining1.html
「パビリオンカフェ Honolulu Museam of Art Cafe(ホノルル・ミュージアム・オブ・アート・カフェ)」。
ホノルル美術館でゆっくりアートを鑑賞したあとは、ホノルル美術館の中庭に面したオープンエアーのカフェで、ランチをするのがお勧めです。
店内は洗練された大人の雰囲気で、心静かにアートや食事の時間を堪能することができます。
火曜から土曜まででランチタイムのみの営業で人気が高く、地元のハワイの人達も多く落ち着いた空間で、素晴らしい雰囲気を感じさせてくれる場所です。
のんびりした空間で、素晴らしい芸術作品を見た後の感想を語り合うのもいいですよね。
人気カフェなので、事前に予約をすることをお勧めします。
<パビリオンカフェ Honolulu Museam of Art Cafe(ホノルル・ミュージアム・オブ・アート・カフェ)>
- 住所 :Honolulu Academy of Arts, 900 South Beretania Street, Honolulu, HI 96814
- 電話番号 :808-532-8734
- 営業時間:火曜~土曜 AM11:30-PM1:30 ※定休日 日曜日、月曜日
- サイトURL:http://www.honoluluacademy.org/394-pavilion_cafe
- アクセス:ワイキキからTheBus(路線バス)を利用の際は2番に乗り、約20分
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ハワイでお勧めの美術館「Honolulu Museum of Art」について紹介しました。
ハワイに来た際は、ハワイの独特な空気と穏やかでゆっくりとした時間の流れの中で、普段あまり行くことがない美術館に行って、アートで優雅な休日を過ごしてみてくださいね。