
ハワイ発のサンダルブランド!アイランド・スリッパを徹底解剖!
ハワイ発のサンダルブランドであるアイランド・スリッパ。
近年はたくさんのセレクトショップで扱われていたり、別注モデルがあったりと、ファッション感度の高い層に大人気のブランドに。
今回はそんなアイランド・スリッパについてご紹介していきます!
画像出典:http://www.artwork-shop.jp/newslist/island-slipper/
目次
1 アイランド・スリッパってどんなブランド??
出典:http://besanee.jp/fashion/11892/
アイランド・スリッパは1946年の創業以来、ハワイオアフ島で生産されているブランドです。
ハワイへ移住した日本人、本永瀧蔵(モトナガ・タキゾウ)がサンダルの原型を作り、息子のエドワード・モトナガ氏によって工場化され、発展してきました。
1986年にはモトナガ氏から、ジョン・カーペンター氏(現社長)に引き継がれたことで、「アイランド・スリッパ」のブランドは世界的サンダルメーカーとして大きく成長しました。
創業当時からの「デザインから製造まですべてハワイで行うリゾートサンダルメーカー」という理念は現在も変ることなく、製品はすべて「メイド・イン・ハワイ」。
ハワイの伝統的なプリント生地やアメリカ本土の厳選された革素材をつかって、パールシティーの自社工場で製作されるアイテムは非常に高い人気を誇っています。
実は工場には精密機械というのはほとんどなく、熟練した職人によって一足一足手で作り上げられているんです。
手作りの温かさが込められたアイテムは、単に海で履くビーチサンダルとは大きく違うクオリティを体験できます。
2 質にこだわる「アイランド・スリッパ」のサンダルはどこで手に入るの??
日本でも数多くの種類のサンダルが売られていますが、良質な素材で作られた「アイランド・スリッパ」のサンダルは履き心地抜群です。
肌に当たる部分が布や革、スエードなど柔らかい素材でできているため、慣れない靴で起こりがちな靴擦れをすることがほとんどありません。
ハワイでは、現在ロイヤル・ハワイアン・センター店と、2015年11月にオープンしたアラモアナセンター店の2店舗があり、それ以外にもオンラインショップを通じて購入することも可能です。
3 アイランド・スリッパのおすすめモデル
3-1 PT202
出典:http://www.tigersbro-online.com/product/11651
同ブランドのシグネチャーモデルと言ってもいい程のベーシックモデル。
ベジタブルタンニンレザーをふんだんに使用したPT202は、履き続けるほどに足になじみやすく、どんどん自分色に変わっていく風合いも楽しめるモデルです。
多くのセレクトショップでも扱われており、カラーバリエーションも豊富。
夏には必ずチェックしておきたい一足です。
3-2 PT203
出典:http://www.tigersbro-online.com/product/11653
こちらもPT202同様にベーシックなモデルとして人気な、PT203。
基本的なビジュアルはPT202と変化はありませんが、このモデルはスエード製。
質感がまったく異なるので雰囲気も大きく変化します。
より大人らしい着こなしをしたい時などに選びたい一足です。
3-3 PT223
出典:http://www.tigersbro-online.com/product/11796
PT223はややクラシックなデザイン。
甲の部分がやや低めに作られているため、その他のモデルよりもホールド力が強い点も特徴です。
また、ストラップ部分が太いため、靴擦れを起こしにくいというメリットも。
3-4 IG110LT
出典:https://item.rakuten.co.jp/flisco/ils-ig110lt/
全体をレザーで固めたブランドとしては、少し変化球なこのモデル。
フットベットとストラップを耐水性にしている水遊びにもピッタリな一足です。
グリップ力の強いソールなので、滑りやすい場所でも履くことの出来るアウトドア向きの1足。
カジュアルに動き回りたい方におすすめです。
3-5 IG702V
出典:http://www.dug-corporation.co.jp/clark/brand/ISLANDSLIPPER/IG702V.html
近年登場したIG702Vシリーズ。
大流行中のシャワーサンダルタイプで、アッパーはベルクロ仕様になっています。
そのためソックスを履いての着用やサイズ調整も可能に。
全体がレザーになっており、かなり大人っぽさが際立つ一足です。
4 アイランド・スリッパの制作工程
出典:https://ameblo.jp/louis-kbh/theme-10035394529.html
「アイランド・スリッパ」のオーナーであるカーペンター氏は、「本物」を作ることに徹底的にこだわっています。
実は、カーペンター氏はブランドを引き継いだ当初、製造工程の一部を中国へ外注することで利益の最大化を図ったのだとか。
しかし、顧客からは以前の製造方法の方が評判がよかったため、創業当時の「メイド・イン・ハワイ」に立ち帰ることを決めたと言われています。
「アイランド・スリッパ」では、カーペンター氏の息子のマットさんと妻のターシャさんらが後継者となり 、ニュージーランドやオーストラリア、デュバイなどの新たな販売ルートをどんどん開拓しています。
さらに、「J. Crew」やハワイのアパレルブランド「Rix」、ハワイのアートマガジン「FLUX」といったブランドや企業とのコラボレーションも展開し、活動の幅を広げていっています。
ここからはどのようにしてアイランド・スリッパが作られていくかをご紹介していきます。
アットホームな工場で丁寧な作業が進められています。
Step 1
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
まずはソールの裁断を行います。
大判の1枚のゴムに男性用(メンズ)と女性用(レディース)の各3種類のオリジナルパターンの足型を置き、1枚ずつ手作業でカットしていきます。
Step 2
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
カットしたアウトソール、ミッドソール、インソールに接着剤をつけて重ね合わせます。
これにより厚みが出てクッション性を持つ履き心地の良いサンダルに。
Step 3
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
インソールをカバーで覆います。
カバーはデザインによって、革や布などの素材と色を選び、丁寧にインソールの形に沿ってミシンで縫い合わせていきます。
Step 4
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
アイランド・スリッパのロゴをインソールにプリントします。
ずれないように、定位置にソールを設置。
「Tシャツにアイロンでプリントを押す要領」なのだとか。
Step 5
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
デザインの要の一つであるストラップを通すための穴を、ソールに開けます。
ここに、別工程で裁断して布を巻いたストラップを通していきます。
Step 6
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
ストラップなど足の甲を覆う部分を、さまざまなタイプの木型を当て合わせていきます。
この作業により履いたときの収まりが良くなり、安定した歩行ができるようになります。
Step 7
出典:http://lighthouse-hawaii.com/guide/hawaiian-culture/island-slipper.html
インソールとサンダルの底を接着剤で合わせます。
その後、250~500ポンドのプレスをかけ、最後に一足ずつサンダルをチェックして仕上げていきます。
まとめ
ハワイ発のサンダルブランドである、アイランドスリッパについてご紹介してきました。
デザイン、履き心地共に抜群のアイテムです。
もう持っている方も、そうでない方も、今年の夏に向けてぜひチェックしてみてくださいね!