
イタリアのカプリ島を徹底解剖!観光おすすめスポットを紹介!
カプリ島はイタリアの絶景「青の洞窟」で有名な、イタリア南部の海に位置する10キロ平方メートルほどの島です。
とても小さな島ですがイタリアの観光の一端を担い、イタリアの古い歴史にもかかわる魅力たっぷりの島。
今回はそんなカプリ島の基本知識から旅に必要なカプリ島の情報、周辺の文化についてもご紹介していきます。
目次
1 カプリ島の歴史
カプリ島はイタリアのナポリ県に属し、5つ以上の山々が連なります。
今や世界でも有数のリゾート地として有名なカプリ島ですが、さかのぼること2000年前に古代ローマ初代皇帝オクタヴィアヌスの別荘地として存在していたのは有名な話です。
当時ギリシアの植民地だったイスキア島と引き換えに、このカプリ島をナポリから譲り受けたと言われています。
島内からは海の神話にまつわるポセイドンやトリトンの彫像が見つかっており、ローマ皇帝がプライベートで別荘の装飾として飾っていたのではないかとの話もあります。
2000年前の皇帝にも愛されたこの島は、今でもイタリアの観光地として人々に愛され続けているのはとても素敵なことですよね。
2 日本からのアクセス
気になるアクセスについてですが、基本的にナポリ、イスキア島、ソレント、サレルノの4つの港からフェリー(Traghetto)か水中翼船(Aliscafo)で行く方法があります。
日本から行くには、利便性や船の本数を考えると、まずはイタリアのナポリに行くのがよいでしょう。
各パッケージツアーはいずれもナポリを観光の拠点として、効率的なルートで作成されているのを目にします。
ですが日本からナポリへの直行便はなく、一般的にローマかミラノ、またはヨーロッパの各都市から出ている乗継便に乗ってナポリに向かいます。
また、ローマからは鉄道でもアクセス可能です。
そしてナポリについたら、フェリーか水中翼船でカプリ島を目指しましょう。
モーロ・ベヴェレッロ(Molo beverello)港、またはカラータ・ディ・マッサ(Calata Porta di Massa)港から船が出ています。
ナポリの港からはフェリーで約1時間15分、高速船だと約35分~45分でカプリ島に到着します。
ナポリ旧市街からモーロ・ベヴェレッロ(Molo beverello)港へは徒歩で行くこともできます。
ナポリ中央駅からタクシーで行く場合は約10分、11ユーロほどでアクセス可能です。
ナポリ空港から直接行く場合はタクシーで約20分、19ユーロほどでアクセスもできます。
最後は、モーロ・ベヴェレッロ港からカプリ島へは、高速船“アリスカーフォ”で約50分。
料金は変更になる場合がありますが約22ユーロで乗ることができます。
3 カプリ島で行くべきおすすめスポット
絶対外せないのが「青の洞窟」
出典:http://hghg1008.blog.fc2.com/blog-entry-26.html?sp
南イタリアで最も有名な場所でもあります。
断崖絶壁に空いた小さな入り口からは、想像もできない深い青色が水面から放たれ、何とも神秘的な空間が広がっています。
この洞窟は地盤沈下によって海の下に沈んだ洞窟と言われています。
石灰岩を多く含んだ白い海底がわずかに差し込む太陽光を青く反射させるそうです。
ただ、ここに入るには運が必要。
というのも天気と波に大きく左右されるからです。
条件が合わないとなかなか入れないという心づもりが必要になってきます。
「サン・ミケーレ荘」もおススメの観光スポットの一つ
スウェーデンのヴィクトリア女王の主治医を務めた名医アクセル・ムントの邸宅として知られ、カプリ島特有の建築とガーデニング、そして優雅な暮らしを垣間見ることができます。
天候にも左右されず足を運びやすいおすすめスポットです。
そして、アウグストゥスの庭園も外せません。
古代ローマの皇帝アウグストゥスの別荘地だったことに由来して命名された庭園で、そのパノラマはまさに絶景。
青の洞窟だけではない絶景スポットがカプリ島にはあります。
島全体に広がる素敵なスポットをしっかり堪能してください。
もちろん、島を歩いてるだけでもその美しい景色に満足できるはずです。
4 カプリ島旅行のベストシーズン
カプリ島を訪れるのに時期を考えるのはとても重要。
とくに「青の洞窟」は天候に左右されやすいのでしっかりチェックしておくべきですね。
また、カプリ島に行くにも船での移動になります。
波や風など海の状況も把握しなくてはいけません。
ベストシーズンはやはり6月から9月の夏の時期。
ですがこの夏の間でも雨が降ったり波が高いときはあります。
ですので、この中でさらに天気予報など確認して予定を立てるとよいでしょう。
5 食文化
海に囲まれた島ですから新鮮な魚介類はこの島の名物。
観光を楽しんだら、豪華な海の幸で素敵な景色を眺めながらの食事をしましょう。
とくに魚介のうまみが詰まった地元の伝統料理「シャラテッリ・パスタ」や「ムール貝のスープ」はぜひ食べておくべき。
シャラテッリ・パスタは、もちもちした手打ちパスタに魚介のうまみを凝縮させたソースを絡めたもので、日本人好みのパスタです。
また、忘れてはならないのがワイン。
世界中のワインの中でもカジュアルに楽しめるのがイタリアワイン。
このカプリ島にはグラニヤーノというソレント近くの白ワインが多く飲まれているそうです。
微炭酸でさわやかな口当たりがグラニヤーノの特徴。
もちろんカプリ島の魚料理とは相性抜群。
また暑い日にはイタリアンビールもおすすめです。
イタリアンビールはのど越しが軽く、すっきりとしているのでこちらも魚料理にピッタリ。
カプリ島に行くなら新鮮な魚介料理とこのさわやかなワイングラニヤーノのマリアージュを堪能しましょう。
6 まとめ
素敵な景色に、歴史ある文化、そしておいしい料理とおいしいお酒。
旅に必要な醍醐味のすべてが、この小さな島に詰まっています。
南の島でリゾート気分を味わいたい、ゆっくり流れる時間を過ごしたいという方は、ぜひカプリ島に足を運んでください!
まだまだ沢山の魅力があるカプリ島でぜひ夏の暑い時期を優雅に過ごしてみてはいかがでしょうか?