
【イタリア】カプリ島の気になる天気や服装、ベストシーズンは?
イタリアの観光名所であるカプリ島ですが、中でも最も有名な「青の洞窟」は天気によって観光が制限されてしまうことも多くあるのはご存知でしょうか。
せっかく日本から何時間もかけてきたのに天気で旅が楽しめなくなってしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。
そこで今回は、カプリ島の旅を楽しむためのベストシーズンや、服装についてなど、天候に関わるポイントをご紹介したいと思います。
年間の気候や気温の特徴
カプリ島の気候は「地中海性気候」に属しており、この地中海性気候は地中海沿岸をはじめとする大陸西岸に多く分布しています。
冬に一定の降水量がありますが、夏は日差しが強く乾燥しているのが特徴です。
この地域は温暖なためリゾート地が多くあり、カプリ島もその1つです。
全体的に気温は1年を通して日本よりも5度から7度高いです。
2月が1年で最も寒い時期ですが、平均でも最低気温が約6度までしか下がらないので温暖で過ごしやすくなっています。
夏は7月と8月が最も暑く、平均で最高気温は約30度です。
降水量は日本と比べるとだいぶ少なく、かつ乾燥しています。
日本では梅雨の影響もあり降水量が多い6月7月が、カプリ島では1年の中で1番雨の降らない時期となっています。
日本のムシムシとした暑さとは真逆でカラッと日差しの強い夏が特徴的ですね。
またカプリ島で1番多く雨の降る時期は11月ですが、日本で1番多く降る9月に比べると半分以下の降水量です。
全体的に温暖で1年を通して過ごしやすい気候であるといえます。
カプリ島旅行のベストシーズンはいつ?
やはりカプリ島を存分に楽しむのであれば夏の時期、具体的に6月から9月がベストシーズンです。
これぞリゾートという雰囲気を体感することができます。
天気も安定しており、島の目玉である「青の洞窟」も入りやすい時期となっています。
もちろん海の幸を楽しんだり、テラスで食事ができるのも暖かい時期ならではですよね。
しかし夏の7月8月は夏休みや、ヨーロッパのバカンス(長期休み)に入るので飛行機やホテル代は、オフシーズンに比べるとやはり割高になります。
シーズンど真ん中よりも5,6月やリゾートシーズンを少し外すと、価格も落ち着いてくるでしょう。
また、旅のベストシーズンとして夏を挙げさせてもらいましたが、冬には冬の魅力もあるのがカプリ島。
もう夏のカプリ島には行ったことがあり、もっと違う雰囲気を楽しみたいというカプリ島上級者にご紹介したいのが、冬のカプリ島です。
冬で特におススメしたい時期としては、クリスマスと、新年のカウントダウンイベント。
町中はきれいなイルミネーションでデコレーションされ、プレセーピオと呼ばれるミニチュアの置物がキリスト誕生の物語を彩っています。
冬の時期は島全体でコンサートやクリスマスにまつわるイベントが多く開催されています。
街を歩いているだけでも楽しめますね。
また、冬の時期は夏の時期に漁で頑張った漁師さんたちがリラックスし、体を休める休養期間でもあります。
夏の時期とは違ったオフシーズンの素のカプリ島を垣間見ることができるのではないでしょうか。
ただし、冬のカプリ島にはリスクがつきものです。
やはり天候は夏より崩れやすいですので、カプリ島行きの船に乗れないことも。
さらに島全体が基本的に冬はオフシーズンなので滞在場所が限られてきます。
冬の中でもクリスマスと年末年始が例外と言えるでしょう。
シーズン別の青の洞窟に入れる確率
カプリ島に行ったらやはり「青の洞窟」は訪れたいスポットですよね。
しかし、「青の洞窟」も年々地球温暖化の影響で海の水位が上がり、入ることが難しくなってきているとも言われています。
もともと、小さな船が一艘入るのがやっとの洞窟の入り口ですから、水位が上がるとさらに入り口が狭められ、少しの波でも入場が困難になってしまうというのが実情なのです。
そんな入ることもそうそう簡単ではないスポットですが、1年を通してどれくらいの確率で見学することができるのか気になるところですよね。
青の洞窟に入場できる率は夏は高いですが、冬はかなり低いです。
月別入場率は7、8月が一番高く80パーセントを超えていました。
一番低かったのは12月で15パーセントほど。
日本のツアー会社のデータによれば2月の入場率が5パーセントということも。
しかし、オフシーズンに入場が禁止されているというわけではなく、条件がそろえば入ることはできます。
確率的には夏が断然高いというのは間違いありません。
100パーセントではありませんが青の洞窟を目当てにカプリ島に行くのであれば、夏に行くのが無難でしょう。
また、季節に関係なく午前中のほうが入れる確率が高いようです。基本的に青の洞窟は朝9時から夕方17時まで入場可能です。
カプリ島での服装や注意点
夏の時期のカプリ島は、強い日差しと乾燥した空気に、何よりも注意が必要です。
日焼け対策はしっかりしておいたほうがいいでしょう。
現地で買うよりも自分の肌に合った使い慣れたものを持って行ってください。
またサングラスも必須です。
履物についてですがスニーカーよりもサンダルがよい場面もしばしば。
現地に行くと、サンダルにカジュアルなファッションの方が多いのも見受けられると思います。
海に囲まれていますし、青の洞窟なども船での移動になります。濡れても大丈夫なサンダルを1つ持っていくと便利でしょう。
また服装ですが青の洞窟では仰向けの寝姿勢になることもあります。女性の方は動きやすいズボンスタイルのほうがいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はイタリア・カプリ島の天気や気候に焦点を当ててご紹介しました。
旅先の天気を考えると具体的に旅のイメージをして旅支度することができますよね。
天気も自然の現象ですからどうしようもできないこともありますが、知識として頭に入れておいて損はないことだと思います。
備えあれば患いなし!
その旅が素敵な思い出になるかどうかは、事前の準備にかかっていると言っても過言ではありません。
ぜひ、カプリ島の旅を楽しむために、お天気情報も把握して役立ててくださいね!