
【人生でしたいことを見つける本】人生は出会った人で決まる
“人生のドラマは出会った人でストーリーが決まる”
これは元東京ディズニーランド総合プロデューサーである堀貞一郎氏の言葉です。東京ディズニーリゾートはランドとシーを合わせて来園者が年間3,000万人を超える巨大テーマパークで、世界でもこれだけ多くの人々を魅了するテーマパークは他にありません。
世界一のテーマパークを誕生させた成功者が「人生は出会った人で決まる」と言っているのですから、出会いの大切さを分かってもらえますよね?
人生を決める出会いについて、私たちはどれ程真剣に向き合っているでしょうか?
あなたは生涯で何人との出会いがあるのか、考えたことはありますか?
毎日新しい人と出会うとしても1年間で365人。幼少期の出会いを記憶している人はあまりいないと思いますが、100歳まで生きる人が一生で出会える人の数は3万6,500人。2050年には世界の総人口が90億人を突破すると予測されている中で、生涯出会える人の数は総人口の0.001%にも満たないんです。少ないですねー。
“Time is money”
よく「時間は有限だ」とは言われますが、「人との出会いは有限だ」っていう人はあまりいないですよね。だとすると、お金や時間と同等の大事な資産として、人との出会いについて考える必要がありそうですね。
運命的な出会いは存在すると思いますか?
本書によると、”運命的な出会いとは後からふり返ってそのように位置付けられるもので、出会いのときにそれが自分にとって運命の出会いであると明確に意識することはまずない”そうです。
しかし一方で、”なかには鋭く直感的に「あ、この人との出会いは、何か運命的なものを感じるな」と、会った瞬間に捉える人もいる。おそらくそういう人は、自分自身の人生の目標をはっきりと見定め、そのために何をすべきか日々意識している人、いつも新しい出会いを大切に考えている人”とも言われています。
そしてショッキングなことに、前者の人は、多くの運命的な出会いを取り逃がしている可能性が高いそうです...
あなたはどちらのタイプですか?成功者と言われる人がどちらに属するか、言わなくても想像がつきますよね。
面白いデータがあります。
米スタンフォード大学のマーク・グラノヴェッター博士が1973年に発表した「弱い紐帯の強み」(”The strength of weak ties”)によると、人生で構築すべき資産の中で重要なのは知識よりも人的ネットワークであり、「何を知っているか」よりも「誰を知っているか」の方が大切なのだそうです。
実際に同博士が米国ボストン郊外に住むホワイトカラーの男性282人に対して行った調査によると、16%は会う頻度の高い人からの情報を頼りに仕事を得ていた一方、残り84%はまれにしか会わない人からの情報で就職していたことを発見したそうです。
そう考えると、親しい友人間で繋がった既存のコミュニティーだけでなく、浅く広い人的ネットワークを築いておくことも大切そうですね。
“選択できる環境を自分でどのように選んでいくか、つまりどのような人との出会いを選んでいくかは、きわめて大きな意味をもってくる”
“素晴らしい人に出会って、素晴らしい影響を受けた人は、素晴らしい人生を送る可能性を贈られ、好ましくない人に出会って、好ましくない影響を受けた人は、好ましくない人生を送る可能性を贈られる”
あなたの周りはどうですか?自分がやりたいと思っていることをサポートしてくれる人々に囲まれていますか?それとも現実的なことを言われ、本当にやりたいと持っていることを諦めざるを得ない環境にいませんか?
交友関係は偶然にできるものではなく、あなた自身が作るものです。どんな人脈を築くかは人生の方向性を決める、つまり、今のあなたの交友関係があなたの人生そのものなんですね。
これまでの出会いに満足していない人、自分を変えるために新たな一歩を踏み出そうとしている人、出会いの重要性を理解しつつも何をして良いかわからない人は、今すぐ「人生は出会った人で決まる」(堀 貞一郎 著)を読んで、やりたいことを叶えるための運命的な出会いを作っていきましょう!